【拠点とは?】
- 都市の骨格構造を考えるときに、周囲よりも相対的に都市機能が集積し、多くの利用者を吸引している場所を「拠点」と呼ぶこととします。
【後背圏とは?】
- 拠点に集まってくる利用者の居住範囲(利用圏域)を「後背圏」と呼ぶこととします。

【関連計画における拠点① 立地適正化計画】
- 都市計画法を中心とした従来の土地利用の計画に加えて、居住機能や都市機能の誘導によりコンパクトシティ形成に向けた取組を推進するため、平成26年に「立地適正化計画」が制度化されました。①「中心拠点、地域/生活拠点」、「基幹的な公共交通軸」等を都市の骨格構造とし、中心拠点は「市域各所から公共交通アクセス性に優れ、市民に、行政中枢機能、総合病院、相当程度の商業集積などの高次の都市機能を提供する拠点」、地域/生活拠点は「地域住民に、行政支所機能、診療所、食品スーパーなど、主として日常的な生活サービス機能を提供する拠点」として位置付けられています。(同計画作成の手引き)

資料:立地適正化計画作成の手引き
【関連計画における拠点② 小さな拠点】
- 集落地域では、平成27年に改正された地域再生法に基づき、生活・福祉サービスを一定のエリア内に集め、周辺集落と交通ネットワークで結ぶ「小さな拠点」の形成を促進することとされています。
- 小さな拠点は「小学校区など複数の集落が集まる基礎的な生活圏の中で分散している様々なサービスや地域活動の場などを『合わせ技』でつなぎ、人やモノ、サービスの循環を図ることで、生活を支える新しい地域運営の仕組みをつくろうとする取組」とされています。(【実践編】『小さな拠点』づくりガイドブック)

資料:【実践編】「小さな拠点」づくりガイドブック